「一生結婚しない人の割合が過去最高」で、男は17.3%、女は14.6%が一生結婚するつもりはないと回答しているとある。
本当のところはどう転ぶか先のことなんて分からないだろうけどね。
しかし、一生結婚しないなら一人で生きていかなくてはいけないか?というと、それも違うかと思う。
お金を稼がないと一人で生きれない
社会資本(人間関係)は大切だ。
支え合って生きていかなければ、全部一人でというのも何億ものお金を稼がなければやっていけない。
たとえばある日、事故って怪我したとする。数ヶ月は入院生活で、余力もない。そんなときに支えがなければどうするだろうか。
- 一人暮らしでは高い家賃を払っていけるだろうか?
- リストラされたらどうするのか?
- 障がい者になったら?
そうなると、余剰の金が必要になるはずだ。平均以上の能力がない普通の人が一人で生きるのは難しいだろう。
なので結論、誰かに支えてもらったり、時には支えたり、柔軟性のある社会資本の構築が求められるのだ。
一生は意外と長い
また注意しなければいけないこととして、一生は存外長いということ。
健康寿命でさえ↓のように長い。
令和2年の65歳健康寿命は、男性が83.79歳・女性が86.66歳でした。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/hoken/007/0007963/002/p002841.html#:~:text=%E4%BB%A4%E5%92%8C2%E5%B9%B4%E3%81%AE,%E3%81%8C86.66%E6%AD%B3%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
これだけ長い時間を一日で暮らしていくには趣味がいくつ必要になるだろうか?
また幸福を高める方法として「分かち合う」「貢献する」などの要素もある。
一人では幸福度を高めようとしたときに必然、頭打ちになってしまう。
要するに限界を早く迎えてしまうことになるので、それ以降の人生が退屈なものになる。
能力値が高い人ばかりではない
「当たり前だろ!」と思うかもしれないが、ここ重要。
能力値は平均的な人もいれば、もちろんそれ以下の人もいる。
また社会で求められる能力というのは時代によって変化していくので、今の能力がそのまま次の時代に適応していくかというのは未知数だ。
当然ながら、今の能力値が高いからこの先50年一人でやっていける!というのは間違っているし、自分の能力値というのは高く見積もりがちなので実際には思ったほどではないかもしれない。
あまり過信しないことが肝だ。
ヒモというと、印象悪いけれど
昔は働かずにいる兄弟とかを、よく面倒みてやってた人とかがいた。
今もいるかもしれないが、あまり見えてこないのが実情だろう。一人あたりの所得が増えていないことも要因として考えられる。
いずれにしても「ヒモとして暮らすのが最高のライフハック」だと思っているので、多少コミュニケーションに自信があって働くことがあまり好きではないなら検討していくべき。
働いて金を稼ぐのが確かに王道ではあるけれど、たとえば家賃を折半できたり、稼ぐ能力がない時期には食費を負担してもらったり、柔軟に暮らしていける。
戦争で明日が見えない世の中だし、既得権益に溢れた今の社会で金を稼ぐのはデメリットが大きいと言わざるを得ないだろう。
「老後に期待」できないから、今を楽しむ
老後が来るとお思いだろうか?
私はそうは思わない。現役世代は死ぬまで働かないと賃金が抑えられているので生きていけないだろうし、一生働き詰めな人生なんてゴメンだ。
それなら今を楽しむために、生きる。
老後に期待が持てた逃げ切り老人は別として、今の現役世代は70まで働くだろう。年金の受給年齢がだんだん引き上げられているのが大きな理由だ。
- 昔のモデル⇒定年まで頑張ってそれ以降は自由
- 今のモデル⇒緩く働きつつ今を楽しみ生涯現役
ここで最悪なのは、安い賃金で使い潰されること。
それを回避するためには、ヒモ+ぷち収入で今この瞬間から、やりたいようにやるのが吉。
「一人の力で完璧を求めない」ことで幸福度が上がってくる
自分の力を過信して失敗すると、挫折して幸福度が下がるのはもちろん、社会でやっていく気力が削がれる。
別に緩く社会に参画したっていいじゃないか。弱ってるなら。
ヒモとして言わば「従者」のように主人の帰りを待っていると、それだけで間接的に社会に関わっていることにもつながる。
住民税払っていれば、立派な市民だ。ケチつけられる謂れはない。
あなたは完全な一人ぼっちではないのだ。そういったメリットもある。
一人で抱え込んでいると、ひたすら闇に落ちていく感覚がある。視野が狭まってしまう状態だ。
しかしパートナーがいれば愚痴をきいてもらうこともできるし、心に風通しのよい窓を設置できたような心理状態になる。
そして心に「しなり」ができれば、強度も増してくる。
結局人は一人では生きられないのだから、完璧主義にならずに時には貢献、時にはダメな部分を見せてもいいのだ。
心の声に素直に従おう
人間、突き詰めていくと
「〜しなければならない」なんてことは何一つないのかもしれない。やりたいようにやればいいのだ。
自分ルールで居心地のよさを追求するようにして、社会の常識に抗っていこうではないか。